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進化する情報通信網

少し前までは「インターネットは自宅のパソコンでおこなうもの」という時代でした。携帯電話はあくまでも携帯電話で、それは多少のインターネット接続を可能にはしていましたが、やはり「電話」をメインとした回線でした。家庭でのインターネット接続はある時期にすでにその速度の限界値に達していたといってもいいでしょう。「ひかり回線」が普及した段階で、ある一定の通信速度に達し、もはや優先での接続速度は限界値に達しているといってもいいでしょう。

一方、携帯電話むけの回線速度はまだまだ満足ができるようなものではありませんでした。携帯電話向けの通信回線は「どこでも電話ができること」を前提に進化を続けました。その最低限の要件としては「どこでもつながる」ということが重要視されました。

やがて、携帯電話などの端末においても「機能」が発達してきました。ただ電話するだけの機械だったものが、「Eメール」も取り扱うことができるようになり、その使い勝手や画面、機能は少しずつ「電話をしていないとき」にも常に画面を見るようなものに進化しました。

その過程で、「ただ電話ができるだけの通信回線ではだめだ」ということに至ります。携帯電話においても回線速度を確保し、容量の大きなリッチなコンテンツを使えるようにしようという取り組みが進んだのです。

携帯電話でもオーディオデータが扱えるようになり、ますます「通信速度」に対するニーズは高まりました。そのように、携帯電話向けの回線は独自の進化をたどることになったのです。「端末の進化」がそれを促進し、回線の高速化が端末の進化を促しました。携帯端末がパソコンなどの情報処理端末に近づいていったのです。そのようにして携帯端末が利便性を増す流れの中、ノートパソコンなどのモバイル性を重視した端末が安く販売されるようになって行きました。それにともなってそれらの端末にインターネット回線を提供する必要も出てきたのです。

ノートパソコンなどの端末に回線を与えるために、「無線LAN」が実装されるようになりました。無線LANは通常であればLANポートにケーブルを接続して確保するインターネット通信を無線化する技術です。端末が独自に通信機構を持つのではなく、内蔵した無線LANのアダプタが、もう一方のルーターと通信を行うものです。いわゆるWiFiというものです。

ですから、WiFiと携帯電話むけの3G、LTE回線などは本質が違うということです。ノートパソコンなどでは3G回線などは受信できません。最近よく耳にするWiFiスポットという言葉は、「誰でも使える無線LAN」を提供しているということです。WiFiは携帯電話向け回線のように広範囲で展開できるものではなく、受信できる距離に限りがあります。そのため、「スポット」という呼び方をしてその電波が届く範囲で提供しているのです。ノートパソコンなどをそこに持ち込めば、インターネット接続が可能になるのです。

一方携帯電話端末側にもこのWiFiが搭載されることが多くなっています。携帯電話むけ回線とWiFiを切り替えて通信を行うことができるものが増えているのです。携帯電話むけの回線は通信料で課金するタイプの契約もあるので、このWiFiとの組み合わせで利用料を抑えることができるのです。

そのように、世の中にはWiFiと携帯電話むけ回線のふたつのタイプの無線インターネット回線があると捉えるといいでしょう。

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